一般社団法人体力メンテナンス協会 岐阜支部長の福田真衣子です。
岐阜支部では定期的に勉強会やミーティングを行っております。
今月は愛知医科大学の駒田先生より
『妊娠中のホルモンと脳の変化』について論文をお話していただきました。
妊娠すると女性は頭がぼーっとした様な感じになります。
計算が暗算でできなくなったり、有名人の名前が出てこなくなったり
何をしようとしてたのか忘れてしまったり、、
私は、
冷蔵庫を開けたらリモコンが出てきたし、
炊飯器にお水を入れずにご飯を炊いたりしました。
産後しばらく立っても、弟の名前で息子を呼んでたこともあります。
集中力もおちて、本も読めませんでした。
皆さんはどうですか?
それは、「マタニティ脳」や「産後脳」と言われていますし、
アメリカでは「脳みそが溶けておっぱいと一緒に出ている」とも言われているようです。
このマタニティ脳や産後脳の原因は、女性ホルモンによる脳の灰白質というところの構造の変化にあるということが
長年の研究で明らかになってきました。
すごいですよね!
女性ホルモンの関係で、大脳が縮んだり大きくなったりするそう。目から鱗です。
難しい英語で書かれた論文を、駒田先生が噛み砕いてお話してくださり、
なぜ、母親は自然に子供を守ることができるのか。
なぜ、父親にはそれがないのか。
なぜ、妊娠中、産後は頭がぼーっとするのか。
とても腑に落ちてクリアになりました!
この脳の変化。ただ単にあるわけではなく、実は大きな意味があります。
それが、「子供を守るためのネットワークづくりに長ける能力」です。
ここを最優先にするべく、本能的に私達の脳は構造を変えているんです。
その反面、そのために起きてしまう問題もあります。
例えば、お母さんには本能的に赤ちゃんを育てるためにわかっていることも、
お父さんにはわからない。ということ。
お母さんには当たり前なことも、お父さんには当たり前じゃないんですよね。
それは、あなたの旦那さんが気がつかないぼーっとした人だからでも、育児の才能がないわけでもない。
ただ単に、女性と男性は脳のつくりが違うということ。
じゃあ男性はどうすれば・・?
「仕方ないよね。」では終わらないのが産後ケアです。
男性は経験から学ぶことができます。
女性の皆さんはきちんと言葉にして伝え、育児や家事に男性を巻き込んであげましょう!!
(男性の皆さんは、「どうしてほしい?」「どうしたら嬉しい?」と恥ずかしがらずに聞きましょう。
聞かずに下手に手を出すと、「違う!」と怒られる場合もあります笑。)
この言葉にするっていうことにも、ポイントがあります。
クラスではこの辺のことも詳しくお伝えしますね!
このポイントを抑えることで、
産前の、ラブラブだった頃の仲を取り戻したご夫婦をたくさんみてきました。
理由を知って、どうすればいいか考え、対応する。
高次な能力をもつ、わたしたち人間だからこそできることなのです。
↑5年前、産後まっただ中の私です(笑)
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