私が中学時代よく聴き、友達とカラオケでマイクを奪い合ったアーティストは、JUDY AND MARY、ゆず、
そしてKiroro。
そのKiroroが母となり、20年振りに再結成をしました。
お二人の曲は今でも唄えるくらい覚えています。
中でも『未来へ』は
中学卒業の謝恩会のときに育ててくれたお母さんに向けて、みんなと合唱した曲。
当時、涙が止まりませんでした。
結婚、出産による離職率が多い中、
産後1年前後で社会復帰を考えるお母さんが増えています。
そこには不安や葛藤があるようですが、
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6270252
出産したから とか、母になったから とか、世間の目など抜きにして、
日常が子どもとの戦争のような日々で追われるなかでも
お二人が『もう一度 唄いたい』と思ったこと。
いちファンとして、産後指導士として、同じ母として、とても嬉しく思います。
子どもが小さいうちに預けて仕事をするということは、まだまだ賛否両論ありますが
私自身の考えはその「どちらでもない」ということです。
良いことでも、悪いことでもなく、
お母さんがそうしたい、もしくは、働かなければならないなら、そうすればいい。という事実のみ。
それを外野が色々言うのはナンセンスだと思っています。
核家族化、女性の社会進出が進み、子どもたちの学習も多様化している昨今で、
育児の世界も変化して当たり前。
仕事をしたいけど、まだ小さい子どもを預ける抵抗があるという人は、実際に預けている子どもをきちんと見てみてほしい。
昔、我が家の長男が1歳だった頃。
看護師をしていた私は10ヶ月で息子を保育園に預け職場復帰をしていました。
預けた2ヶ月くらい、保育所の駐車場に着く度に、今生の別れかの様に毎日大泣きする息子。
後ろ髪を惹かれる思いで、毎日出勤していたのですが、あるとき気になってこっそり外から息子を見ていたのです。
すると、私の姿が見えなくなるとケロッと泣き止み、クルッと後ろを振り向くとおもちゃの方へ一目散。
その後は何事もなかったかのように、保育士さんやお友達と遊びはじめました。
その時はズッコケましたが、内心とてもホッとしたのを覚えています。
子どもは私達が思っているより、ずっと強く、適応能力があるのです!!
また、ある説によると、
預けられていた子どもがお母さんと再開し、ギューっと抱きしめられたとき、
母子の両方により多くの幸せホルモンが分泌され、
・幸せな気分になる
・脳や心が癒され、ストレスが緩和する
・他者への信頼関係が増す
・社交的となり人と関わりたいという好奇心が強まる
・学習意欲と記憶力が増す
・心臓の機能を上げる
・感染症予防につながる
というような効果があると言われています。
今回Kiroroさんだけでなく
今年6月に引退を決意した安室奈美恵さんはじめ、Charaさん、Yukiさん、Aiさん、宇多田ヒカルさんなどの
ママアーティストの皆さんの活動に
ママを全面に出していなくても常々勇気と元気をもらいます。
子どもがいることは、重荷ではないんだ。
子どもがいることって、負荷をかけて自分を更に高めていくことができる。
そしてそんなことを言い訳に、自分の人生を歩くことを諦めなくていいんだ。と。
どんな職種であっても、母、妻、嫁、という立場抜きに、
自分が何がしたいのか。どんなことが好きなのか。自分とミーティングすること。
子育てを必死に、毎日戦争のように繰り返し、ただただこなすので精一杯なかで、
ふと考えるゆとりを持つことは、
女性が自分の人生を歩む第一歩になるのではないかと思うのです。
その上で、家族にとってどんな選択肢が一番自分たちに合っているのかを話し合う。選択する。
この世の中に、正解や不正解はないのだなぁと改めて考える今日でした。
***************
産後の自分と向き合い、心と体を整える
【産後トータルケアクラス】次回の開催が決まりました。
http://myco29.com/3997/