一般社団法人体力メンテナンス協会岐阜支部長の福田まいこです。
前回は私の出産どろどろ時代をお話しました。
私のインストラクター街道 〜①ICU看護師時代〜
私のインストラクター街道 〜②涙の産後時代〜はコチラから>>
いよいよ逆転劇のはじまりです。
私のストーリーが少しでも同じように悩む方へ、いい流れを起こすキッカケになれればと思い、
なるべく包み隠さずお伝えします(笑)
産後のイメージギャップに心折れる中、私が出会ったのは1枚のポスターでした。
丁度ベビー用品店で働いてた友達に会いに、そのお店を訪れた時、入り口に張ってあるポスターを友人が進めてくれたのです。
『産後バランスボールエクササイズ』
残念ながら既に満席となっていて参加できなかったのですが、友人が「この人面白い人だよ。会ってみたら?」と言ってくれ、帰ってから早速その方の名前を検索。
それが忘れもしない、今の協会代表理事 朴玲奈さんだったのです。
玲奈さんのブログを読むと、笑顔でキラキラしているママたちがたくさん写っていました。
当時、身も心もボロボロで旦那さんとも上手くいかずに、別居か離婚まで考えてた私からしたら、
『住む世界の違う人』
でも、どうにかしたい。今の生活から抜け出したい。
もう藁にもすがる思いでした。
初めから最後までブログを読みあさり、勇気を出してクラスへの参加を決意しました。
まだ生後半年にならない我が子と電車に乗って出かけるのは、小旅行にでも行くくらいの覚悟でしたが、
何かに引き寄せられるように辿りつきました。
そこでとても30半ばとは思えないほど、若くてキャピキャピした玲奈さんに会い、
同じようにキラキラしたバランスボールクラスの常連ママたちに会い、
日光に当たらず、家に籠った生活をしていた私には、とても衝撃的だったのを覚えています。
なんなんだ、この人たち。
子供がいても自分をもってる。
子供がいるから・・と色んなことを諦めてた私に、いとも簡単に「どうして?」と聞いてくる。
「やりたいならやればいいじゃん!」そんなことまで言ってくる。。
その衝撃に頭をバットで殴られたかのように、若干クラクラしながらバランスボールで弾み。
(いや、当時ほとんど弾めてなかっただろうな・・)
1レッスン終えた私は、なんとも言えないスッキリ感と、湧き出る様なエネルギーに満ちあふれ、
あんなにランチを断っていた人とは別人かのように、この後長男を抱っこしてカフェに行くのです。
そして、玲奈さんから「ナゴヤドームのステージ出ない?」と言われ、
「ナ・ナゴヤドーム???!!!!」
再度、頭を殴られたような衝撃を受けたまま、「はい」と返事をしてしまうのです。
そのナゴヤドームでの様子がコチラ。
今は東京で有名なヨガインストラクターTACCOさん
セイラーズチアのみほさんも一緒!
更に、SANGOガールズという玲奈さんが立ち上げたダンスサークルに入って、子連れでも本気でダンスを踊り、
今度は乃木坂46(まだメジャーになる前)と同じステージでダンスします。
大好きなダンスの千秋先生♡
(ダンスの写真、探したけど見当たらず・・)
母である以前に独りの女性としての仲間ができました。
○○君のママではなく、まいこちゃんと名前で呼ばれ、
会話は子供のことだけでなく、大人の会話に変わり、
旦那さんの愚痴はなくなりました。
子どもの黒子役だと思っていた私の人生が、自分は自分の人生を歩いていいことを知りました。
体を動かして体力がついたお陰と、産後ガールズでやりたいことやっている先輩ママのアドバイスで、
「料理や洗濯を午前中に終える」という技を身につけ、
私が活動的にやりたい事をし、笑顔が増え、
家庭にいい空気が流れ始めました。
そして、一番悩んでいた旦那さんとの関係。
私がしたいことをするようになってから、彼はとても私を応援してくれるようになりました。
というか、今までも応援してくれていたのですが、そのことに気づけるようになったんだと思います。
今では感謝しかないし、彼のことを愛してやみません。
その頃同時に、玲奈さんの開講する産後トータルケアクラスを受講しました。
更に体力がつき、体型も戻り、
ワークにて自分がどんな人生を送りたいのか、夫婦のこと、親子の関係、自分のこと、それぞれにわけて書き出し、整理され、私が望むものが明確になりました。
人生はここで180度変わったと思います。
以前は子供に対してもイライラし、手を挙げそうになったことがあります。
母親が赤ちゃんを死なせてしまったニュースを見る度に、私もそうなってしまうのでは・・と怖くなりました。
頭に響く鳴き声を聞きたくなくて、お風呂場の浴槽に逃げ込んだときもあります。
もうダメだ・・と思いました。
けれど私の辛かった産後時代は、世の中の同じように苦しみ、悩むお母さんの為に経験したのかもしれません。
抜け出す方法があります。
流れを変える方法がある。
本当は出産した全ての女性にコレが必要です。
けれど、まだまだ日本の風習的に「みんなやってるんだから」「出産は病気じゃないから」「お母さんなんだから」が根強く、ママたちのHelpが届きづらい。
ママたちが声を上げにくい。
そもそも母子手帳にお母さんのケアのチケットや、情報がほとんど載っていないのが私の疑問でした。
どこに相談したらいいのかわからない暗闇の中で、ただただ「がんばれ」じゃ、そのうち歪みがでるのは当たり前。
この頃の私はまだそんなにハッキリとした夢は描けてなかったけれど、
この時から自分の道は心に決めていたのかもしれません。
次回はいよいよインストラクターを目指します。
最後までお読みいただきありがとうございます。